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1960年代、カーレースの絶対王者だったフェラーリに全身全霊をかけて戦いを挑み勝利したふたりの男を描く映画「フォードvsフェラーリ」

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映画「フォードvsフェラーリ」のあらすじ、スタッフ・キャスト

映画「フォードvsフェラーリ」は、カーレースの世界で絶対王者として君臨していたフェラーリを1966年のル・マン24時間耐久レースでフォード・チームが破ったという実話を基にした作品で、アメリカでは2019年11月、日本では2020年1月に劇場公開されました。

「ナイト&デイ」「LOGAN/ローガン」のジェームズ・マンゴールドが監督を手がけています。

ストーリーの中心となるふたりのうちカーデザイナーであるキャロル・シェルビーをマット・デイモンが、そして、レーサーであるケン・マイルズをクリスチャン・ベイルという演技派として知られるふたりが演じています。

マット・デイモンは演じるキャロル・シェルビーのインタビュー映像を見て役作りし、本人そっくりという評価を得ています。
マット・デイモンはシェルビーの立場を「プロジェクトの一員として、クリエイティブな仕事をする」というものであり、自身と同じだと感じたそうです。
クリスチャン・ベイルとの共演については「彼は素晴らしいパートナーだった」と称賛しています。

また、クリスチャン・ベイルは本作の撮影前に撮影した「バイス」での役から、本作のケン・マイルズへとイメージを変えるために大変なダイエットを行ったそうです。
クリスチャン・ベイルはマイルズとシェルビーの関係性を「同じ夢を共有するちょっと普通ではない男たちで誰よりもお互いのことが分かっている」と表現しています。
そして、クリスチャン・ベイルは撮影時に車のスピードを上げすぎてスタッフから注意されたそうです。

本作の見どころである大迫力のレースシーンは、6カ所のロケ地にセットを建設して撮影されました。
レースで使用されたフォードとフェラーリのレースカーは、本作のために製造したレプリカを元に特殊効果で再現されています。

クライマックスのル・マンのレーススタートのシーンでは、レーサー役を1966年のレースに出場したレーサーの子供たちに演じさせたそうで、そのこだわりぶりに驚かされます。

なお、本作は、第92回アカデミー賞で音響編集賞と編集賞を受賞しています。

映画「フォードvsフェラーリ」と実際の出来事には、次のような違いがあります。

  • 映画では、フォードがフェラーリの買収を試みたのは、アイアコッカの提案によるものとされていますが、実際にはフォードのヨーロッパ部門が先に交渉を始めていました。
  • 映画では、ケン・マイルズは1965年のル・マンでエンジントラブルでリタイアした後、フォードからレースから外されると告げられますが、実際にはマイルズは1965年のル・マンに参加しておらず、フォードから外されたこともありませんでした。
  • 映画では、1966年のル・マンでマイルズはトップで走っていて、ビーブの指示で他の2台のフォードと並んでフィニッシュすることになりますが、実際にはマイルズは他の2台よりも遅れており、最終ラップで追いついたのです。また、ビーブはマイルズを嫌っていたわけではなく、むしろ彼を高く評価していました。

これらは映画のドラマティックな演出や簡略化のために変更された部分です。
映画は基本的には実話に忠実に作られていますが、完全に事実と一致するわけではありません。

映画「フォードvsフェラーリ」のあらすじ

1959年のル・マン24時間耐久レースで優勝するほどの優れたレーサーだったキャロル・シェルビーは、心臓病が発覚したことによってレーサーを引退し、自ら設立した会社でカーデザイナーとして活躍する。

イギリス人のケン・マイルズは、アメリカに移住して自動車整備工場を営むかたわらレーサーとして活動していた。

あるレースが行われていたサーキットでシェルビーとマイルズは出会うが意見の相違から口論となり、マイルズはシェルビーにスパナを投げつける。
そのレースを観戦していたシェルビーは、マイルズが自分と同じ判断をして、その結果勝利を収めたことに驚き、マイルズのレーサーとしての腕を認める。

マイルズはレースには勝ったが、税金の滞納から整備工場を差し押さえられ、妻子にレースから引退すると告げる。

一方、巨大自動車メーカー・フォードの副社長であるリー・アイアコッカは、フォードのイメージ戦略のために、当時、レースで敵なしの状態であったフェラーリ社を買収しようとする。
だが、フォードから出された買収条件が気に入らなかったフェラーリの創業者であるエンツォ・フェラーリは、フォードの車を侮辱して買収を拒絶。

激怒したフォード会長のヘンリー・フォード2世は、レースでフェラーリに勝つことを命じる。
そこで、アイアコッカはシェルビーにレースカーの開発を依頼。

シェルビーはテストドライバーをマイルズに頼むが、マイルズはレーサーからの引退を決めていたことから迷う。
そこで、シェルビーは開発中のレースカー・GT40にマイルズを試乗させる。
その性能に心を奪われたマイルズはテストドライバーを引き受けることにする。

ル・マン24時間耐久レースまでの時間がない中、シェルビーとマイルズは協力してGT40の開発を進めていく。

シェルビーはル・マンの本番でもマイルズをドライバーとして走らせたいと考えていたが、イメージ戦略重視のフォードの方針から、マイルズはル・マンには出場できないことになる。
結果として、その年のル・マンではフォードは全車リタイアしてしまう。

シェルビーはヘンリー・フォード2世にチーム体制の刷新を直訴する。
やがて、一新したチーム体制でル・マンへの再挑戦がスタート。
マイルズもドライバーとして起用されることになり…。

映画「フォードvsフェラーリ」のスタッフ

監督:ジェームズ・マンゴールド
製作:ピーター・チャーニン、ジェンノ・トッピング、ジェームズ・マンゴールド
脚本:ジェズ・バターワース、ジョン=ヘンリー・バターワース、ジェイソン・ケラー
撮影:フェドン・パパマイケル
編集:アンドリュー・バックランド、マイケル・マカスカー
音楽:マルコ・ベルトラミ、バック・サンダース

映画「フォードvsフェラーリ」のキャスト※()内は日本語吹き替え版キャスト

キャロル・シェルビー:マット・デイモン(平田広明)
ケン・マイルズ:クリスチャン・ベイル(宮内敦士)
リー・アイアコッカ:ジョン・バーンサル(坂詰貴之)
モリー・マイルズ:カトリーナ・バルフ(恒松あゆみ)
ヘンリー・フォード2世:トレイシー・レッツ(廣田行生)
レオ・ビーブ:ジョシュ・ルーカス(木下浩之)
ピーター・マイルズ:ノア・ジュープ
エンツォ・フェラーリ:レモ・ジローネ
フィル・レミントン:レイ・マッキノン

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映画「フォードvsフェラーリ」のBlu-ray/DVDついて

映画「フォードvsフェラーリ」をBlu-rayやDVDで見たいという方もおられるでしょう。
映画「フォードvsフェラーリ」のBlu-ray/DVDは2種類が発売されています。

フォードvsフェラーリ 4K UHD/Blu-ray

税込価格 ¥6,600

収録内容
1.「フォードvsフェラーリ」 4K ULTRA HD Blu-ray(※Ultra HD ブルーレイ再生対応機器が必要)
2.「フォードvsフェラーリ」 Blu-ray

商品スペック
約153分/2枚組/カラー/シネスコ/16:9/LB
字幕:
日本語/英語
音声:
1:DOLBY ATMOS / 英語
2:DTS / 5.1chサラウンド / 日本語

初回特典
アウターケース

通常特典
映像特典
Blu-ray:
男たちの熱き戦い:
 プロローグ:完璧なラップ
 戦いの世界を描く
 素顔のケン・マイルズ
 キャロル・シェルビーに迫る
 GT40の魅力
 リアルなレースシーンの舞台裏
 黄金の60年代を再現する
 エピローグ:男の友情
オリジナル劇場予告編集:
 オリジナル劇場予告編 1
 オリジナル劇場予告編 2

フォードvsフェラーリ ブルーレイ+DVDセット

税込価格 ¥4,400

収録内容
1.「フォードvsフェラーリ」 Blu-ray
2.「フォードvsフェラーリ」 DVD

商品スペック
約153分/2枚組/カラー/シネスコ/16:9/LB
字幕:
日本語/英語
音声:
1:DTS-HD Master Audio / 7.1ch / 英語 / (ロスレス)
2:DTS / 5.1chサラウンド / 日本語

初回特典
アウターケース

通常特典
映像特典
Blu-ray:
男たちの熱き戦い:
 プロローグ:完璧なラップ
 戦いの世界を描く
 素顔のケン・マイルズ
 キャロル・シェルビーに迫る
 GT40の魅力
 リアルなレースシーンの舞台裏
 黄金の60年代を再現する
 エピローグ:男の友情
オリジナル劇場予告編集:
 オリジナル劇場予告編 1
 オリジナル劇場予告編 2

映画「フォードvsフェラーリ」の関連作品

監督:ジェームズ・マンゴールドのその他の作品

ナイト&デイ (2010)
出演:トム・クルーズ、キャメロン・ディアス、ピーター・サースガード他
ごく普通の女性が偶然出会ったスパイだという男の逃走に巻き込まれ、世界中を舞台にした冒険を繰り広げる姿を描く。

LOGAN/ローガン (2017)
出演:ヒュー・ジャックマン、パトリック・スチュワート、リチャード・E・グラント他
「X-MEN」シリーズの人気キャラ”ウルヴァリン”の最後の戦いを描いた作品。
治癒能力を失い老いたウルヴァリンは静かに暮らしていたが、ミュータントの少女を守ってノースダコタまで旅することになり…。

出演:マット・デイモンのその他の作品

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち (1997)
監督:ガス・ヴァン・サント
出演:ロビン・ウィリアムズ、マット・デイモン、ベン・アフレック他

オーシャンズ11 (2001)
監督:スティーヴン・ソダーバーグ
出演:ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、ジュリア・ロバーツ、マット・デイモン他

ボーン・アイデンティティー (2002)
監督:ダグ・リーマン
出演:マット・デイモン、フランカ・ポテンテ、クリス・クーパー他

アジャストメント (2011)
監督:ジョージ・ノルフィ
出演:マット・デイモン、エミリー・ブラント、アンソニー・マッキー他

インターステラー (2014)
監督:クリストファー・ノーラン
出演:マシュー・マコノヒー、アン・ハサウェイ、ジェシカ・チャステイン他

オデッセイ (2015)
監督:リドリー・スコット
出演:マット・デイモン、ジェシカ・チャステイン、クリステン・ウィグ他

グレートウォール (2016)
監督:チャン・イーモウ
出演:マット・デイモン、ジン・ティエン、ペドロ・パスカル他

ダウンサイズ (2017)
監督:アレクサンダー・ペイン
出演:マット・デイモン、クリストフ・ヴァルツ、ホン・チャウ他
新たに開発された技術によって、人間の大きさを4分の1にすることができるように。
低収入をなんとかしたいと考えていた男・ポールは、妻と共にダウンサイズ化を受け入れることになり…。

サバービコン 仮面を被った街 (2017)
監督:ジョージ・クルーニー
出演:マット・デイモン、ジュリアン・ムーア、ノア・ジュープ他
1950年代のアメリカの平和な住宅街を舞台に、住民たちが心の底に隠した悪意によって恐ろしい事件が発生してしまう様を描く…。

最後の決闘裁判 (2021)
監督:リドリー・スコット
出演:マット・デイモン、アダム・ドライヴァー、ジョディ・カマー他

出演:クリスチャン・ベイルのその他の作品

バットマン ビギンズ (2005)
監督:クリストファー・ノーラン
出演:クリスチャン・ベイル、リーアム・ニーソン、ゲイリー・オールドマン、マイケル・ケイン、モーガン・フリーマン、渡辺謙他

ダークナイト (2008)
監督:クリストファー・ノーラン
出演:クリスチャン・ベイル、ヒース・レジャー、アーロン・エッカート、ゲイリー・オールドマン他
クリストファー・ノーラン監督、クリスチャン・ベイル主演による「バットマン」三部作の第2作。
スーパーヴィラン”ジョーカー”によってバットマンとゴッサムシティは窮地に追い込まれ…。

ターミネーター4 (2009)
監督:マックG
出演:クリスチャン・ベイル、サム・ワーシントン、アントン・イェルチン他
「ターミネーター」シリーズ第4作。
シリーズ初の”審判の日”後の未来世界を舞台にし、ジョン・コナーを主役とした作品。
クリスチャン・ベイルがジョン・コナーを演じる。

ダークナイト ライジング (2012)
監督:クリストファー・ノーラン
出演:クリスチャン・ベイル、ゲイリー・オールドマン、マイケル・ケイン、アン・ハサウェイ、トム・ハーディ、モーガン・フリーマン他

アメリカン・ハッスル(2013)
監督:デヴィッド・O・ラッセル
出演:クリスチャン・ベール、ブラッドリー・クーパー、エイミー・アダムス他

ソー:ラブ&サンダー (2022)
監督:タイカ・ワイティティ
出演:クリス・ヘムズワース、クリスチャン・ベイル、テッサ・トンプソン他

アムステルダム (2022)
監督:デヴィッド・O・ラッセル
出演:クリスチャン・ベイル、マーゴット・ロビー、ジョン・デヴィッド・ワシントン、ロバート・デ・ニーロ他

映画「フォードvsフェラーリ」吹き替えフル動画を見れる動画配信は のまとめ

いかがでしたでしょうか。
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