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クリストファー・ノーラン監督による新たなバットマン映画シリーズの第1作「バットマンビギンズ」

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映画「バットマンビギンズ」のあらすじ、スタッフ・キャスト
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映画「バットマンビギンズ」の関連作品
まとめ

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映画「バットマンビギンズ」のあらすじ、スタッフ・キャスト

本作はアメリカンコミック「バットマン」を原作とした実写映画作品で、2005年に劇場公開されました。
世界興行収入約3億7000万ドルを達成するという大ヒットを記録しています。
第78回アカデミー賞では撮影賞にノミネートされました。

本作は新たな映画「バットマン」シリーズである「ダークナイト・トリロジー」の第1作目となり、「バットマン」の実写映画としては累計第5作品目となります。

監督、脚本はイギリス出身のクリストファー・ノーラン。
「インセプション」「インターステラー」も手掛けた今世界で注目される監督のひとりです。

主演は演技派として知られる「ターミネーター4」「フォードvsフェラーリ」のクリスチャン・ベイルです。

そして、そのほかのキャストも豪華俳優陣がそろっています。
「ミリオンダラー・ベイビー」「シーシャンクの空に」のモーガン・フリーマン、「ハリーポッター」「ウィンストン・チャーチル　ヒトラーから世界を救った男」のゲイリー・オールドマン、そして日本のハリウッドスター・渡辺謙などです。

本作はサターン賞でファンタジー映画賞を受賞し、クリスチャン・ベイルが主演男優賞を受賞、クリストファー・ノーラン、デヴィッド・S・ゴイヤーが脚本家賞を受賞しています。

クリストファー・ノーラン監督は、映画の半ばまでバットマンが出てこないという展開について、映画会社の幹部に対して、1978年の映画『スーパーマン』を例に挙げて説得したそうです。
しかし、実際には『スーパーマン』でクリストファー・リーブが変身したのは、映画が始まってから53分ではなく、もう少し早かったそうです。

バットマン役のクリスチャン・ベールは、オーディションで最初に選ばれた俳優だったそうです。
ノーラン監督は彼の演技に強い印象を受けたと語っています。
一方、キリアン・マーフィーもバットマン役のオーディションを受けましたが、結局は悪役のスケアクロウ役に起用されました。

映画の撮影は主にイギリスで行われましたが、アジアで捕えられていたブルース・ウェインがデュカードに出会うシーンは、アイスランドで撮影されたそうです。
また、雪山で忍者の訓練を受けるシーンは、グリーンランドで撮影されました。

渡辺謙が演じたラーズ・アル・グールの偽物は、原作コミックに登場するキャラクターではなく、映画独自のキャラクターです。
渡辺謙はこの役を演じるにあたって、「日本人らしさ」を意識しなかったと語っています。

この映画の原作は、ボブ・ケインによるアメリカン・コミック『バットマン』です。
このコミックは1939年に初めて登場し、以来数多くの作品が展開されています。
映画『バットマンビギンズ』は、コミックの中でも『バットマン: イヤーワン』や『バットマン: ロングハロウィーン』などの影響を受けたシリアスな作風で、バットマンの誕生と初期の活動を描いています。
また、映画はクリストファー・ノーランが監督を務めた新生バットマンシリーズの第1作目であり、続編には『ダークナイト』と『ダークナイトライジング』があります。

コウモリが嫌いなひとりの少年が自らコウモリになり、世界を救うヒーローへと成長していく・・・。
アメリカを代表するスーパーヒーローであるバットマンの誕生を描いたエンターテインメント超大作をお楽しみください。

映画「バットマンビギンズ」のあらすじ

ひとりの少年がいた。
彼の名はブルース・ウェイン。

ブルースは幼馴染みのレイチェル・ドーズ(ケイティ・ホームズ)とウェインの家の庭で遊んでいた。

あやまって庭の井戸に落ちてしまうブルース。
その井戸の中には数えきれないほどのコウモリがいた。

やがてブルース(クリスチャン・ベイル)は目を覚ました。
ブルースはよくこの夢を見るのだった。
その時のトラウマで、彼はコウモリが嫌いになっていた。

今、ブルースは軽犯罪を繰り返し刑務所に入れられ、毎日、他の囚人からリンチや嫌がらせを受ける過酷な生活を送っていた。

そんなブルースのところへひとりの男が訪ねてくる。
ヘンリー・デュカード(リーアム・ニーソン)という男だった。

ヘンリーはブルースの事を知っていた。
ヘンリーは闇社会で恐れられているラーズ・アル・グール(渡辺謙)の代理でやってきたのだという。
ラーズはブルースに力を貸したいと考えている、とヘンリーは言う。

ウェイン産業社長の息子で有名な大富豪であるブルースは悪を憎んでいた。
ブルースは犯罪者の世界を知るために、わざと刑務所に入っていたのだ。

真の正義のために戦ってくれる人間を探していたラーズは、ブルースに共感しているのだという。

ヘンリーはブルースに「明日釈放されるから、一緒に戦う気があるならヒマラヤ山脈に咲いている珍しい青い花を一本摘んで頂上まで持って来い」と伝え去っていった。

ヘンリーの言葉通り、ブルースは釈放された。
ブルースは言われた通りヒマラヤに向かい、青い花を摘み頂上に向かった。
山は吹雪で過酷だったが、ブルースはなんとか頂上までたどりつく。

頂上に着くと大きな屋敷があり、中に入るとラーズが待ち構えていた。
そして、そこにはヘンリーもいた。

ラーズは「早速始めよう」と言い、ヘンリーはブルースを殴る。
必死に立ち向かうブルースだったが、ヘンリーにたやすく倒されてしまう。

ブルースはまたコウモリの夢を見る。
井戸に落ちた時、父親が助けに来てくれた。
母親も優しく介抱してくれた。

父は思いやりにあふれた人間で、不況のゴッサムシティを立て直そうと、安く利用できるモノレールを作りタワーを作った。

ある時、ブルースたちは家族でオペラを見に行った。
オペラにはコウモリが出てきてブルースは早く帰りたくなり、父に頼み早く帰ることになった。

劇場を出ると、ブルースたちはひとりのホームレスに絡まれる。
父は銃をむけられ、脅された。
父は財布を渡したが、ホームレスは慌てて落としてしまう。

父は抵抗しなかったが、銃で撃たれ、母も撃たれてしまった。
ブルースの前でふたりは息絶えたのだった。

犯人はすぐ捕まった。
だが、ブルースの心の傷は深かった。
ブルースは、両親が命を失ったのは自分のせいだと思っていた。

執事のアルフレッド(マイケル・ケイン)は、優しくブルースを励まし成長を見守った。

それから、ブルースは犯罪者を憎むようになり、家を離れて世界を放浪していた。
その時に刑務所に入ったのだった。

目を覚ましたブルースは、ヘンリーに両親の事を打ち明けた。
そして、ブルースはラーズ・アル・グールが作り上げた”影の同盟”に参加し、両親を殺された恐怖を克服するために訓練に励んだ。

少しずつ強くなっていくブルース。
忍術や剣術も習得し、精神も強靭に成長する。

ヘンリーはブルースに、怒りを力にし両親を殺した奴に復讐するように命じる。

力を得たブルースにヘンリーは薬のようなものを吸わせ、幻覚を見せ恐怖に打ち勝たせようとした。
ブルースは幻覚に打ち勝ち、ラーズを納得させる。

ラーズはブルースを認め仲間にすることにした。
そして、ブルースに「故郷のゴッサムシティを一緒に破壊しよう」と言う。

ブルースはこの契約を拒否し、屋敷に火をつけラーズと戦った。
戦いの途中に屋敷が壊れて、ラーズは下敷きになり息絶える。

そして、倒れていたヘンリーを助け、下山して村の人たちにヘンリーを預けたブルースは山を後にする。

ブルースはゴッサムシティに戻った。
そして、ゴッサムシティを立て直すために、アルフレッドの力を借りて計画を立てる。

ブルースは家に帰り、昔落ちた井戸の中を調べる。
中は洞窟になっており、外に出られるようになっていた。
そこにいたたくさんのコウモリがブルースを歓迎してくれているようだった。

ウェイン産業には応用科学部があり、部長のルーシャス・フォックス(モーガン・フリーマン)がいた。
彼はケブラー素材のボディスーツや装甲車などを開発していた。

ブルースはそのボディスーツなどを利用して、ゴッサムシティの平和のために”バットマン”として戦うことを決意する。

ゴッサムシティは多数の悪党たちにより恐怖に支配されていた。
はたしてブルースは”バットマン”として、ゴッサムシティを平和な都市としてよみがえらせることはできるのだろうか？

映画「バットマンビギンズ」のスタッフ

監督：クリストファー・ノーラン
製作：ラリー・Ｊ・フランコ、チャールズ・ローヴェン、エマ・トーマス
製作総指揮：ベンジャミン・メルニカー、マイケル・Ｅ・ウスラン
キャラクター創造：ボブ・ケイン
原案：デヴィッド・Ｓ・ゴイヤー
脚本：クリストファー・ノーラン、デヴィッド・Ｓ・ゴイヤー
撮影：ウォーリー・フィスター
プロダクションデザイン：ネイサン・クロウリー
衣装デザイン：リンディ・ヘミング
編集：リー・スミス
音楽：ジェームズ・ニュートン・ハワード、ハンス・ジマー

映画「バットマンビギンズ」のキャスト※()内は日本語吹替版キャスト

ブルース・ウェイン／バットマン：クリスチャン・ベイル(檀臣幸)
ヘンリー・デュカード：リーアム・ニーソン(佐々木勝彦)
アルフレッド・ペニーワース：マイケル・ケイン(小川真司)
ルシウス・フォックス：モーガン・フリーマン(池田勝)
ジェームズ・“ジム”・ゴードン：ゲイリー・オールドマン(納谷六朗)
ラーズ・アル・グール：渡辺謙(大川透)
レイチェル・ドーズ：ケイティ・ホームズ(小島幸子)
ジョナサン・クレイン／スケアクロウ：キリアン・マーフィ(遊佐浩二)
カーマイン・ファルコーニ：トム・ウィルキンソン(稲葉実)
リチャード・アール：ルトガー・ハウアー(石田太郎)

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映画「バットマンビギンズ」の関連作品

ダークナイト (2008)
監督：クリストファー・ノーラン
出演：クリスチャン・ベイル、ヒース・レジャー、アーロン・エッカート、ゲイリー・オールドマン、マイケル・ケイン、モーガン・フリーマン他
新たなバットマン映画のシリーズである「ダークナイト・トリロジー」の2作目。
ゴッサムシティの裏社会に突如として謎の男”ジョーカー”が出現。
次々と凶悪犯罪を引き起こし、バットマンを窮地に陥れていく。

ダークナイトライジング (2012)
監督：クリストファー・ノーラン
出演：クリスチャン・ベイル、ゲイリー・オールドマン、マイケル・ケイン、アン・ハサウェイ、トム・ハーディ、モーガン・フリーマン他
「ダークナイト・トリロジー」の3作目にして完結編。
狂気のテロリスト”ベイン”の出現によってゴッサムシティは無法地帯と化し、8年の沈黙を破ってバットマンが帰ってくる…。

監督：クリストファー・ノーランのその他の作品

インセプション (2010)
監督：クリストファー・ノーラン
出演：レオナルド・ディカプリオ、渡辺謙、ジョセフ・ゴードン＝レヴィット、マリオン・コティヤール、マイケル・ケイン他

インターステラー（2014）
監督：クリストファー・ノーラン
出演：マシュー・マコノヒー、アン・ハサウェイ、ジェシカ・チャスティン、ビル・アーウィン、エレン・バースティン他

ダンケルク (2017)
監督：クリストファー・ノーラン
出演：フィオン・ホワイトヘッド、トム・グリン＝カーニー、ジャック・ロウデン他

TENET テネット (2020)
出演：ジョン・デヴィッド・ワシントン、ロバート・パティンソン、エリザベス・デビッキ他
第三次世界大戦を防ぐために活動するスパイたち。
彼らは”Tenet”の言葉を武器にして、時間の流れに逆らって任務を遂行する…。

出演：クリスチャン・ベイルのその他の作品

ターミネーター４ (2009)
監督：マックＧ
出演：クリスチャン・ベイル、サム・ワーシントン、アントン・イェルチン他
「ターミネーター」シリーズ初の”審判の日”以後の世界を舞台にした作品。
“審判の日”を生き延びたジョン・コナーは人類を指揮してスカイネットと戦っていた。
そんなジョンの前に、体のほとんどが機械化された謎の男であるマーカス・ライトが現れ…。

アメリカン・ハッスル（2013）
監督：デヴィッド・O・ラッセル
出演：クリスチャン・ベール、ブラッドリー・クーパー、エイミー・アダムス他

フォードvsフェラーリ (2019)
監督：ジェームズ・マンゴールド
出演：マット・デイモン、クリスチャン・ベイル、ジョン・バーンサル他
1960年代、カーレースの世界で絶対王者として君臨するフェラーリにル・マン24時間レースで勝利するという困難を実現したふたりの男の姿を描く。

ソー：ラブ＆サンダー (2022)
監督：タイカ・ワイティティ
出演：クリス・ヘムズワース、クリスチャン・ベイル、テッサ・トンプソン他

アムステルダム (2022)
監督：デヴィッド・Ｏ・ラッセル
出演：クリスチャン・ベイル、マーゴット・ロビー、ジョン・デヴィッド・ワシントン、ロバート・デ・ニーロ他

出演：リーアム・ニーソンのその他の作品

タイタンの戦い (2010)
監督：ルイ・ルテリエ
出演：サム・ワーシントン、ジェマ・アータートン、マッツ・ミケルセン、リーアム・ニーソン他

トレイン・ミッション (2018)
監督：ジャウマ・コレット＝セラ
出演：リーアム・ニーソン、ヴェラ・ファーミガ、パトリック・ウィルソン他

メン・イン・ブラック：インターナショナル (2019)
監督：Ｆ・ゲイリー・グレイ
出演：クリス・ヘムズワース、テッサ・トンプソン、リーアム・ニーソン他

MEMORY メモリー (2022)
監督：マーティン・キャンベル
出演：リーアム・ニーソン、ガイ・ピアース、モニカ・ベルッチ他
ジェフ・ヒーラールツによる小説を原作とするベルギー映画『ザ・ヒットマン』のリメイク作品。
アルツハイマー病を発症し記憶障害に苦しむベテラン殺し屋が最後の仕事に挑む。

出演：モーガン・フリーマンのその他の作品

ショーシャンクの空に（1994）
監督：フランク・ダラボン
出演：ティム・ロビンス、モーガン・フリーマン、ウィリアム・サドラー、ギル・ベローズ他

ドリームキャッチャー (2003)
監督：ローレンス・カスダン
出演：モーガン・フリーマン、トーマス・ジェーン、トム・サイズモア他

ウォンテッド (2008)
監督：ティムール・ベクマンベトフ
出演：アンジェリーナ・ジョリー、ジェームズ・マカヴォイ、モーガン・フリーマン、テレンス・スタンプ他

ＲＥＤ／レッド (2010)
監督：ロベルト・シュヴェンケ
出演：ブルース・ウィリス、モーガン・フリーマン、ジョン・マルコヴィッチ他

エンド・オブ・ホワイトハウス (2013)
監督：アントワーン・フークア
出演：ジェラルド・バトラー、アーロン・エッカート、モーガン・フリーマン他

LUCY／ルーシー (2014)
監督：リュック・ベッソン
出演：スカーレット・ヨハンソン、モーガン・フリーマン、チェ・ミンシク他

エンド・オブ・キングダム (2016)
監督：ババク・ナジャフィ
出演：ジェラルド・バトラー、アーロン・エッカート、モーガン・フリーマン他

エンド・オブ・ステイツ (2019)
監督：リック・ローマン・ウォー
出演：ジェラルド・バトラー、モーガン・フリーマン、ジェイダ・ピンケット・スミス他

ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード (2020)
監督：パトリック・ヒューズ
出演：ライアン・レイノルズ、サミュエル・Ｌ・ジャクソン、サルマ・ハエック、モーガン・フリーマン他
「ヒットマンズ・ボディガード」の続編。
凄腕ボディガードのマイケル・ブライスは不本意ながら殺し屋・ダリウスを助けたことが精神的ダメージとなっていた。
だが、またしてもダリウスを巡るトラブルに巻き込まれ…。