環境破壊により地球上の氷が溶けだし陸地が消えてしまった未来世界。
そんな過酷な環境の中で生き延びるために戦う残された人類を描くケヴィン・コスナー主演のSFアクション映画「ウォーターワールド」
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映画「ウォーターワールド」の作品情報、あらすじ、感想
ウォーターワールドは1995年に制作された作品です。
ウォーターワールドを監督したのは、ケヴィン・レイノルズ監督です。
ケヴィン・レイノルズ監督は1984年ごろから映画監督や脚本執筆を手がけていますが、2016年の映画「復活」を最後に現在まで映画監督や脚本執筆などの活動は行っていないようです。
主演のケビン・コスナーとは、「ウォーターワールド」の前に製作された「ロビン・フッド」に続いてのタッグということで、この当時、良い関係を築いていたものと思われます。
出演者は、マリナー：ケビン・コスナー、ディーコン：デニス・ホッパー、ヘレン：ジーン・トリプルホーン、エノーラ：ティナ・マジョリーノ、グレゴール：マイケル・ジェッターなどケビン・コスナー以外はベテラン俳優を若干交えながらの配役となっています。
「ウォーターワールド」は、当時の映画史上最も高額な制作費をかけた映画のひとつでした。
最終的な制作費は約1億7500万ドルに達し、予算を大幅に超過しました。
本作の大部分は実際の海上で撮影されました。
これにより、天候や波の状態によって、撮影スケジュールが度々遅延しました。
また、撮影セットが嵐で破壊されるなどのトラブルも発生しました2。
主演のケビン・コスナーは、多くのシーンで自らスタントを行いました。
特に、水中でのアクションシーンは非常に過酷で、彼の体力と技術が試されました。
撮影中に監督のケビン・レイノルズと主演のケビン・コスナーの間で意見の対立があり、最終的にレイノルズ監督が途中で降板する事態となりました。
映画「ウォーターワールド」のロケ地
映画「ウォーターワールド」のロケ地は、主にハワイのビッグアイランド（ハワイ島）で撮影されました。
特に、カルアヒネ滝やワイピオ渓谷などが使用されました。
これらの美しい自然の風景が、映画の壮大な世界観を引き立てています。
映画「ウォーターワールド」の評価
映画「ウォーターワールド」は、観客や批評家から様々に評価されています。
Filmarks：平均評価は3.4で、多くの観客がケヴィン・コスナーの演技や海上アクションを楽しんでいます。
映画.com：平均評価は3.2で、特に音楽と映画の雰囲気が高く評価されています。
Rotten Tomatoes：オーディエンススコアは45%で、批評家からは賛否両論の評価を受けています。
全体的に、映画「ウォーターワールド」は、壮大なSFアクションとして評価されており、ケヴィン・コスナーをはじめとするキャストの演技や壮大な世界観を盛り上げる音楽が観客の印象に残ったようです。
また、スケールの大きなセットや海上でのアクションなども評価されています。
映画「ウォーターワールド」のあらすじ
地球温暖化の影響で、すべての陸地が海中に沈んでしまった未来の地球。
それでも、人々は人口の島を作って地道な生活を送っているのです。
その人工島に住む人々が信じている噂は、”海のどこかにドライランドがある”というものでした。
そんな時、ひとりの男が人工島にやってきます。
マリナー（ケビン・コスナー）は1人で海を旅しており、海で見つけた物と人工島にある品物を物々交換してくれと頼むのです。
マリナーが持ち込んだのは、乾燥した土だったのです。
しかし、マリナーの耳の後ろにエラがあることを住民が発見してしまいます。
マリナーは新種人間・ミュータントだったのです。
人工島の人々はマリナーに襲い掛かり、マリナーを鉄格子のなかに監禁してしまいます。
そんな騒動の中に突如、ディーコン（デニス・ホッパー）が率いる海賊スモーカーズが人工島を急襲するのです。
彼らの狙いは、ドライランドの地図が背中に描かれている少女エノーラ（ティナ・マジョリーノ）を奪うことでした。
人工島の人々もエノーラを奪われまいとスモーカーズと対峙しますが、戦い慣れているスモーカーズに次々と人工島を壊されてしまうのです。
鉄格子のなかのマリナーがどうすることもできずにいると、エノーラとエノーラの母代わりをしているヘレン（ジーン・トリプルホーン）が人工島からの脱出を条件にマリナーを鉄格子から解放します。
なんとか人工島からの脱出に成功しマリナーの船で逃げるのですが、行く先々でスモーカーズに襲われてしまいます。
なぜスモーカーズに襲われるのか疑問に思っていたマリナーは、エノーラの背中の地図の存在を知ってしまいます。
エノーラとヘレンに「ドライランドなどない」と怒鳴るマリナーですが、エノーラをどうすることもできずにいる時に、またもスモーカーズに襲撃を受けてしまうのです。
スモーカーズの襲撃をかわそうと奮闘しますが、船に火をつけられ、更にはエノーラまで奪われてしまいます。
海上を漂うマリナーとヘレンですが、そこに人工島から気球で脱出してきたグレゴール（マイケル・ジェッター）が助けに来てくれました。
そして、マリナーはエノーラを救出するため、ディーコンが待つ巨大タンカーに向かいます。
マリナーはディーコン率いるスモーカーズからエノーラを救出することができるのでしょうか？
そして、ドライランドに本当にたどり着けるのでしょうか？
映画「ウォーターワールド」の感想
25年前の1995年制作された映画です。
USJなどに行った方などは、アトラクションとしての「ウォーターワールド」を知っていることでしょう。
この映画は、近未来の地球を描いている海洋SFアクションになります。
製作費の半分をケビン・コスナーが出していることから、ケビン・コスナー自身がかなり力を注ぎたかった映画だったのがわかります。
CGが使われ始めた頃の作品ですからCG画像の場面はまだ少なく、海上でのアクションは実際に人が演じているものを撮影していることで、迫力のある映像になっています。
個人的にはケビン・コスナーというと、なんとなく、ド派手なアクションスターという印象が少なかったので、ちょっとした驚きがありました。
「ウォーターワールド」のような近未来の地球を描いた作品は数多くありますが、このままの状況で行くと地球の未来がこのような感じになるのでは？とも考えさせられる映画でもあります。
ケビン・コスナーが出演する映画の中では、「ウォーターワールド」は1、2を争う超大作です。
家族そろってドキドキしながら見られる作品ではないでしょうか。
映画「ウォーターワールド」のスタッフ
監督：ケヴィン・レイノルズ
製作：チャールズ・ゴードン、ジョン・デイヴィス、ケヴィン・コスナー、ローレンス・ゴードン
製作総指揮：イロナ・ハーツバーグ、アンドリュー・リクト、ジェフリー・Ａ・ミューラー
脚本：ピーター・レイダー、デヴィッド・トゥーヒー
撮影：ディーン・セムラー
プロダクションデザイン：デニス・ガスナー
美術監督：デヴィッド・クラッセン
衣装デザイン：ジョン・ブルームフィールド
編集：ピーター・ボイル
音楽：ジェームズ・ニュートン・ハワード
舞台装置：ナンシー・ハイ
映画「ウォーターワールド」のキャスト※（）内は日本語吹替版キャスト
マリナー：ケヴィン・コスナー（大塚芳忠）
ディーコン：デニス・ホッパー（池田勝）
ヘレン：ジーン・トリプルホーン（深見梨加）
エノーラ：ティナ・マジョリーノ（川田妙子）
老グレゴール：マイケル・ジェッター（塚田正昭）
プライアム：ゼイクス・モカエ（辻親八）
ラニー・フラハーティ
水上機パイロット：ジャック・ブラック（宝亀克寿）
ジョン・トールズ＝ベイ
キム・コーツ
ノード：ジェラルド・マーフィ（金尾哲夫）
ロバート・ラサード
ダグ・スピヌッザ
長老：サブ・シモノー
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映画「ウォーターワールド」の関連作品
監督：ケヴィン・レイノルズのその他の作品
モンテ・クリスト伯（2002）
監督：ケヴィン・レイノルズ
出演：ジム・カヴィーゼル、ガイ・ピアース、ダグマーラ・ドミンスク他
1814年、フランス皇帝ナポレオン（アレックス・ノートン）がエルバ島に流された頃。
港町マルセイユで暮らす航海士ダンテス（ジム・カヴィーゼル）と伯爵の子息モンデーゴ（ガイ・ピアース）。
ふたりは幼少時からの親友だったが、モンデーゴは心の奥底では自分よりも貧しいダンテスを見下していたのだった。
やがてモンデーゴは、ダンテスの婚約者メルセデス（ダグマーラ・ドミンスク）に横恋慕し、彼女を自分のものにするためダンテスを陥れようと企む。
身に覚えのない謀叛罪によりダンテスは、捕えられ牢獄に入れられることとなる。
13年後、ダンテスは脱獄に成功し、モンテ・クリスト伯と名乗り、パリの社交界に登場し…。
出演：ケヴィン・コスナーのその他の作品
ロビン・フッド（1991）
監督：ケヴィン・レイノルズ
出演：ケビン・コスナー、モーガン・フリーマン、クリスチャン・スレーター他
12世紀後半の十字軍遠征隊に参加したイングランド貴族ロックスリー卿の子息・ロビン（ケヴィン・コスナー）はムスリム軍に捕らわれてしまい、死刑を待っていた。
わずかな隙をついて、ムーア人のアジーム（モーガン・フリーマン）と協力して脱獄に成功。
ロビンに恩を感じたアジームと一緒にイングランドに帰還したロビンは、変わり果てた自らの領土を目にし…。
エージェント：ライアン (2014)
監督：ケネス・ブラナー
出演：クリス・パイン、ケヴィン・コスナー、ケネス・ブラナー他
出演：ジャック・ブラックのその他の作品
カンフー・パンダ (2007)
監督：マーク・オズボーン、ジョン・スティーヴンソン
声の出演：ジャック・ブラック、ダスティン・ホフマン、アンジェリーナ・ジョリー他
ジュマンジ／ウェルカム・トゥ・ジャングル (2017)
監督：ジェイク・カスダン
出演：ドウェイン・ジョンソン、ジャック・ブラック、ケヴィン・ハート他
ジュマンジ／ネクスト・レベル (2019)
監督：ジェイク・カスダン
出演：ドウェイン・ジョンソン、ジャック・ブラック、ケヴィン・ハート他
クリス・ヴァン・オールズバーグの絵本を原作とするロビン・ウィリアムズ主演の1995年の映画に始まるシリーズの第3作。
前作で破壊されてしまった恐怖のゲーム・ジュマンジが再び起動。
ゲーム世界に引き込まれた友達を救うため高校時代の仲間たちも再びジュマンジの中へと…。
ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー (2023)
監督：アーロン・ホーヴァス、マイケル・ジェレニック
声の出演：クリス・プラット、アニャ・テイラー＝ジョイ、チャーリー・デイ、ジャック・ブラック他
まとめ
いかがでしたでしょうか。
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