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映画「プロメア」のあらすじ、スタッフ・キャスト

映画「プロメア」は、TVアニメ「天元突破グレンラガン」「キルラキル」の監督である今石洋之と、TVアニメ「天元突破グレンラガン」TVドラマ「仮面ライダーフォーゼ」映画「テラフォーマーズ」の脚本を手がけた中島かずきが、「キルラキル」に続いてそれぞれ監督と脚本を担当した劇場用オリジナルアニメーション映画です。
2019年5月に劇場公開されました。

声の出演として、「の・ようなもののようなもの」「聖の青春」の松山ケンイチ、「BLEACH」「居眠り磐音」の早乙女太一、TVドラマ「真田丸」「DESTINY 鎌倉ものがたり」の堺雅人など豪華なキャストが顔を揃えています。

企画は2013年頃から始まり、ストーリーやキャラクターデザインが何度も変更されました。
制作中には多くの挑戦がありました。
特に、炎の表現にこだわり、アニメーション技術を駆使してリアルかつスタイリッシュな炎を描くことに成功しました。

主人公のガロ・ティモスは「天元突破グレンラガン」のカミナを思わせるとファンからの声が上がりました。
これは意図的なもので、今石監督がカミナの精神を引き継ぐキャラクターとしてデザインしたからです。

音楽は澤野弘之が担当し、映画のエネルギッシュな雰囲気をさらに盛り上げました。
主題歌はSuperflyが担当し、映画のテーマにぴったりの楽曲を提供しました。

映画「プロメア」の評価

映画「プロメア」は、視覚的なスタイルとエネルギッシュなアクションで高く評価されています。

視覚効果とアニメーション:
映画の独特なビジュアルスタイルと色彩豊かなアニメーションが多くの観客に好評でした。
特に、炎の表現やメカのデザインが斬新で、視覚的に非常に魅力的とされています。

キャラクターとストーリー:
キャラクターの個性や声優の演技も好評で、特に主人公ガロとリオの友情が熱いと感じられています。
ストーリーはシンプルですがテンポ良く展開し、最後まで飽きずに楽しめるとの声が多いです。

評価スコア:
Filmarksでは平均評価が3.9と高評価を得ており、多くのレビューで「満足度が高い」との意見が見られます。
映画.comでも3.8の評価を受けており、特にビジュアルと音楽が評価されています。

映画「プロメア」のあらすじ

突然、地球上に炎を意のままに操ることができる新人類”バーニッシュ”が多数出現。
彼らが仕掛けた”世界大炎上”によって、地球上から人口の半分が失われた。

それから30年後。
地球上のどこかに存在する自治共和国プロメポリスでは、炎によるテロ行為で人々を恐怖に陥れる過激派バーニッシュの”マッドバーニッシュ”対策として、高機動救命消防隊”バーニングレスキュー”が組織されていた。

ある日、熱い”火消し魂”を持つバーニングレスキューの新人隊員・ガロ・ティモスは、高層ビルの火災現場でマッドバーニッシュのリーダーであるリオ・フォーティアと対峙する。
激しい戦いの末、ガロはリオを捕えるが…。

映画「プロメア」の感想

2年ほど前、私はTVアニメ「SSSS.GRIDMAN」にハマりました。
同作の制作会社がTRIGGERだったのですが、「プロメア」はそのTRIGGERによる劇場アニメということでずっと気になっており、ついに先日見ることができました。

「プロメア」は、監督・今石洋之、脚本・中島かずきという「天元突破グレンラガン」のコンビによる作品であり、「グレンラガン」も見て少なからずショックを受けていた私は、かなり期待していました。

それで「プロメア」を見終わっての感想なんですが、「想像以上にグレンラガンだった」ということを感じました。

見る前の予備知識として、突然変異により体から火を放つという特殊能力を持ってしまった人々”バーニッシュ”が誕生し、それらバーニッシュと対バーニッシュ消防救命組織の対決というあらすじは知っていたので、「どういう話になるんだろう？」と思っていたのですが、あれよあれよという間に話は地球滅亡の危機にまで飛躍して、強力なラスボスとの激しいロボットバトルになってしまいました。

つまり、「プロメア」はTRIGGERのファン、「グレンラガン」のファンに向けた映画なのではないでしょうか。

いや、そのこと自体は悪いことでも何でもないと思います
世の多くのアニメや映画、TVドラマのほとんどにマンガや小説の原作があるのは、少しでも視聴者や観客を増やすためです。

今の時代、全くのオリジナルでアニメや映画、TVドラマを作るのはリスクが高すぎます
既にある程度いるファンを見込んで作品作りをするのは、ビジネスとして当然のことです。

また、ある程度、物語の展開が読めるというのは安心感があります。
本作でいうと「グレンラガン」的なものを期待して劇場にやってくる観客に対しては、作り手としては最大限の誠実さといえるでしょう。

「グレンラガン」や「プロメア」の魅力って、私は「大人にも対応した少年マンガ」なのではないかと思います。

少年マンガの映像化作品といえば「ONE PIECE」とか「ドラゴンボール」とかがありますが、私はどうしてもそういった作品には入り込むことができませんでした。
なぜかというと、物語の中に大人が存在しないような気がするから。
いや、年齢的に大人の人はいるのですが、言動が大人じゃない気がするんですね。

まあ、現実世界にもそういう人はいますが。
そこがいいんだ、という人もいるんでしょうが、どうも私はそういう世界が苦手でした。

けれど、「プロメア」や「グレンラガン」は、主要キャラが少年マンガ的な熱さ、ストレートさを持ちながら大人としての言動もしているように思うのです。
「プロメア」でいえば、主人公のガロは当然として、クレイやリオがそれぞれ自分のためではなく数多くの他人のことを思って行動していることなどですね。

表面的にはかなり現実離れした話ではあるのですが、私はそういった部分にリアルを感じ、物語に入り込むことができました。

あと、本作では主要なキャラの声を専業の声優ではない松山ケンイチ、早乙女太一、堺雅人が担当しているのですが、私は特に、堺雅人の声の演技に驚きました。
まさにアニメというハイテンションな声を出しており、何の違和感もありませんでした。

もしかすると、私が知らないだけで以前にアニメの仕事をしているのかもしれませんが、ただただ「うまいもんだなー」と思いながら聞いていました。

映画「プロメア」のスタッフ

監督：今石洋之
アニメーションプロデューサー：舛本和也（TRIGGER）
原作：TRIGGER、中島かずき
脚本：中島かずき
キャラクターデザイン：コヤマシゲト
３ＤＣＧ制作：サンジゲン
３Ｄディレクター：石川真平（サンジゲン）
美術監督：久保友孝（でほぎゃらりー）
色彩設計：垣田由紀子（T2スタジオ）
撮影監督：池田新助（サンジゲン）
編集：植松淳一
音響監督：えびなやすのり
音楽：澤野弘之
主題歌：Superfly「覚醒」「氷に閉じこめて」
クリエイティブプロデューサー：若林広海（TRIGGER）

映画「プロメア」のキャスト

ガロ・ティモス：松山ケンイチ
リオ・フォーティア：早乙女太一
クレイ・フォーサイト：堺雅人
アイナ・アルデビット：佐倉綾音
レミー・プグーナ：吉野裕行
バリス・トラス：稲田徹
ルチア・フェックス：新谷真弓
イグニス・エクス：小山力也
エリス・アルデビット：小清水亜美
ヴァルカン・ヘイストス：楠大典
ゲーラ：檜山修之
メイス：小西克幸
ビアル・コロッサス：柚木涼香
デウス・プロメス博士：古田新太
ビニー：ケンドーコバヤシ

映画「プロメア」フル動画をDailymotion、pandora、YouTubeなどで視聴することはできる？

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調査した時点では映画「プロメア」フル動画をDailymotion、pandora、YouTubeなどで見ることはできませんでした。

たまにアップロードされていることもあるようですが、あまりおすすめはできません。
それは、こういった無料動画サイトにアップロードされた動画は画質が悪い、本編がいくつかに分割されている、中国語字幕が全編に入って見づらいなどの理由からです。

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映画「プロメア」を観た人の口コミ

ツイッターで「プロメア」と検索すると以下のような口コミが見つかりました。

やべええええええプロメアめっちゃよかったああああああ！！！！！
— まーやん (@kusaka06261) October 19, 2019

プロメアあらすじ何も知らずに観に行ったのだけれど、そういう話だったのか。面白かった。いやほんと最初から最後までクライマックスだぜ
— まりあんぬ (@T2G7q5zO5GGDO7y) October 19, 2019

何が言いたいかといいますと死ぬほど楽しかったということです！！！！！！プロメア作ってくださった人達本当ありがとうございます！！！！
— そるーと (@yamahodo_eat) October 19, 2019

映画「プロメア」の制作会社TRIGGERについて

映画「プロメア」のアニメーション制作は、アニメ制作会社のTRIGGERが担当しています。
TRIGGERは、TVアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」を制作したガイナックスに所属していた演出家の大塚雅彦・今石洋之、プロデューサーの舛本和也によって設立されました。
現在までにTVアニメ「キルラキル」「異能バトルは日常系のなかで」「宇宙パトロールルル子」「SSSS.GRIDMAN」、映画「リトルウィッチアカデミア魔法仕掛けのパレード」などの作品を制作しています。

映画「プロメア」のBlu-ray/DVDについて

映画「プロメア」をBlu-rayやDVDで見たいという方もおられるでしょう。
映画「プロメア」はBlu-rayが2種類、DVDが2種類発売されています。

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映画「プロメア」の関連作品

監督：今石洋之のその他の作品

劇場版天元突破グレンラガン　紅蓮篇(2008)
声の出演：柿原徹也、小西克幸、井上麻里奈他
TVアニメ「天元突破グレンラガン」の劇場版。
遠い未来。
人類は地上を支配する”獣人”に怯え、地下深くで何百年も生活していた。
ある集落に住む穴掘りの名人である少年シモンは、ある日、巨大メカ＝ガンメンとともに地上から落ちてきた少女・ヨーコと出会い…。

劇場版天元突破グレンラガン　螺巌篇(2009)
声の出演：柿原徹也、小西克幸、井上麻里奈、上川隆也他
TVアニメ「天元突破グレンラガン」の劇場版完結編。
獣人との戦いで戦死したカミナに代わって大グレン団を率いるシモンは、螺旋王ロージェノムを倒して地上を取り戻し、人類に平穏が訪れたか見えたが…。