DCコミックスを原作とし世界的大ヒットとなった映画「ワンダーウーマン」の続編。
ワンダーウーマン/ダイアナが不思議な石の力で強大なパワーを手に入れたヴィランと死闘を繰り広げる映画「ワンダーウーマン 1984」
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映画「ワンダーウーマン 1984」の作品情報・あらすじ
映画「ワンダーウーマン 1984」は2017年の「ワンダーウーマン」の続編となる作品で、2020年12月に劇場公開されました。
DCコミックスの実写映画作品を同じ世界観を持つシリーズとする「DCエクステンデッド・ユニバース」では9作目となります。
全世界での興行収入は1億6千万ドルを超えています。
監督は前作に引き続いてパティ・ジェンキンスが務めています。
「もしも続編が製作できれば、ダイアナを(第1作とは)まるで違う状況に置いてみたかった」とジェンキンス監督は語っています。
ワンダーウーマン/ダイアナも前作に引き続きガル・ガドットが演じ、回想シーンでダイアナの母のヒッポリタ女王をコニー・ニールセン、ダイアナの叔母であるアンティオペ将軍をロビン・ライト、そして、前作で命を落としたダイアナの最愛の人であるスティーブ・トレバーをクリス・パインがそれぞれ引き続き演じています。
また本作でのワンダーウーマンの敵となるマックス・ロードをペドロ・パスカル、バーバラ・ミネルバ/チーターをクリステン・ウィグが演じています。
エンドクレジットの途中で登場するのは本編中でダイアナが着用するゴールドアーマーを過去に着用して戦った戦士”アステリア”です。
アステリア本人なのか、その子孫なのかは明らかにされていません。
そして、このアステリアを演じるのは70年代に放送されたTVドラマ版「ワンダーウーマン」でワンダーウーマン/ダイアナを演じたリンダ・カーターです。
第1作目に登場する案もありましたがスケジュールが合わず、本作での登場となりました。
本作でのパティ・ジェンキンス監督のギャラは、前作のヒットを受け100万ドルから800万ドルにアップしたといわれています。
これは女性監督としては史上最高の金額といわれています。
さらに興行収入の一部も受け取る契約を結んでいるといわれています。
本作でワンダーウーマン/ダイアナを演じたガル・ガドットはイスラエル出身で、ミス・イスラエルに選ばれミス・ユニバースにも出場しています。
イスラエルは男女ともに兵役義務があるため、彼女も2年の兵役を務めています。
兵役期間中に”美人すぎつるイスラエル軍の兵士”として注目を浴びました。また、2015年には「世界で最も美しい顔100人」の第2位に選ばれています。
原作コミックでワンダーウーマンが星条旗をモチーフにしたコスチュームを着ているのは、アマゾン族の島に不時着してアマゾン族を救おうとして命を落とすことになったアメリカ人女性であるダイアナ・トレバーに敬意を表すためです。
また、ダイアナの名前もダイアナ・トレバーが基になっています。
前作でセミッシラ島に不時着しダイアナと出会い恋に落ちるスティーブ・トレバーの母の名前はダイアナ・トレバーだという設定もあるそうです。
本作でダイアナとスティーブが乗ったジェット機が透明になるのは、原作コミック初期に登場する透明な飛行機”インビジブルジェット”を表現したものです。
バーバラが力を手に入れた姿である”チーター”は元々原作コミックに登場するキャラです。
原作では4人のチーターが登場し、そのうちの3人が女性となっており、本作のバーバラは原作に登場する3人目のチーターの設定を基にしたものとなっています。
本作でワンダーウーマンの敵となるマクスウェル・ロードは、原作では普通の人間ながら他人の心を意のままに操る能力を手に入れたキャラです。
ドラマ「SUPERGIRL/スーパーガール」にも同じキャラが登場します。
本作の背景となった1980年代のアメリカは、ソ連をはじめとする敵に対抗するためレーガン大統領によって”強いアメリカ”を目指して軍備拡張が続けられていた時代です。
本作に登場するアメリカ大統領は、どことなくレーガン大統領を思わせる風ぼうとなっています。
映画「ワンダーウーマン 1984」のあらすじ
まだ幼い頃のワンダーウーマン/ダイアナは、生まれ故郷のセミッシラ島で開催されたアマゾン族の戦士による競技会に参加する。
小さな子どもでありながら驚くべき技術で大人の戦士たちに先んじてトップを走るダイアナ。
しかし、わずかな不注意から落馬し最後尾に落ちてしまう。
そこでダイアナは近道し再びトップに返り咲くが、競技場に戻ってきたところで叔母のアンティオペ将軍から失格を宣告される。
抗議するダイアナに対してアンティオペは「真実と向き合わなければ真の勇者となることはできない」と諭す。
時は流れ、1984年のこと。
ダイアナはワシントンのスミソニアン博物館で仕事をしながら、事件が起こった時にはワンダーウーマンに姿を変え社会のために働いていた。
スミソニアン博物館ではバーバラという新任の学芸員が働き始める。
能力は高いが内気で見た目が地味なバーバラは、美しく社交的なダイアナに憧れる。
ある日、酔っ払いに絡まれていたバーバラをダイアナが助ける。
その後、博物館にFBIから盗品の古美術品の鑑定が依頼され、バーバラがその担当となる。
古美術品の中には願いをひとつだけかなえてくれるという”ドリーム・ストーン”があった。
バーバラの仕事場にやってきてドリーム・ストーンに興味を持ったダイアナは、思わず今は亡き恋人であるスティーブ・トレバーが生き返ることを願ってしまう。
そして、バーバラはドリームストーンに「ダイアナのようになりたい」と願うのだった。
その後、バーバラは自分の外見が美しく変化し、また、力も強くなっていることに気付く。
ある日、TVCMで知られるブラック・ゴールド社の社長であるマックス・ロードがスミソニアン博物館にやって来る。
マックスは博物館に支援を行っていたため、バーバラが博物館の内部を案内する。
バーバラの仕事場に案内されたマックスは、ドリームストーンに異常な興味を示す。
後日、マックスが主催するパーティに招待されたバーバラはそこで多くの男たちから声をかけられる。
やがて、バーバラの仕事場でバーバラとふたりきりになったマックスはバーバラと愛し合い、すきを見てドリーム・ストーンを盗み持ち去る。
一方、ダイアナもパーティに行くが、そこでひとりの男がダイアナに声をかけてくる。
それは、第一次世界大戦の中、命を失った最愛の人であるスティーブ・トレバーだったのだ。
そして、マックスはドリーム・ストーンに「ドリーム・ストーンになりたい」と願う。
すると、ドリーム・ストーンは消えてしまう。
マックスが経営するブラックゴールド社は多くの人から投資を募り、石油採掘に成功したら収益を分配することになっていたが、一向に石油は発見されず破たん寸前だった。
だが、マックスは自身をドリーム・ストーンにすることによって投資者の願いを実現し、次々と埋蔵石油を発見する。
そして、ブラック・ゴールド社は急成長するのだった。
ドリーム・ストーンをマックスが持ち去ったことを知ったダイアナはブラック・ゴールド社に向かうが、マックスは中東に移動した後だった。
中東に移動したマックスはドリーム・ストーンの力を使って次々と石油の権利を手に入れる。
スティーブとともに中東に飛んだダイアナはマックスからドリーム・ストーンを取り戻そうとするが、マックスがドリーム・ストーンの力で手に入れた軍隊に阻まれてなかなか近づくことができない。
そのさ中、ダイアナは以前のようなスーパーパワーを発揮できないことに気付く。
そして、ドリーム・ストーン出現した文明はことごとく滅亡していることが、バーバラによって知らされる。
アメリカに戻ったダイアナは、バーバラと共にドリーム・ストーンについて記された古文書を見つけ出す。
古文書によれば、ドリーム・ストーンは願いを叶えた人間の最も大切なものを代償として奪い、それを止めるためには石を破壊するか、願いを取り消すしかないという。
その間にもマックスは次々と力を手に入れていき、ついにはアメリカ大統領の権力を手に入れるまでになる。
世界は大混乱に陥り、アメリカとソ連の核戦争が始まろうとしていた。
ダイアナはスティーブの言葉に従って、「スティーブが生き返ってほしい」という願いを涙ながらに取り消し、マックスを止めるためにホワイトハウスに向かう。
だが、ダイアナの前に、ダイアナと同じ力を手に入れたバーバラが立ちふさがり…。
映画「ワンダーウーマン 1984」のスタッフ
監督:パティ・ジェンキンス
製作:チャールズ・ローヴェン、デボラ・スナイダー、ザック・スナイダー、パティ・ジェンキンス、ガル・ガドット、スティーヴン・ジョーンズ
製作総指揮:レベッカ・スティール・ローヴェン、リチャード・サックル、マリアンヌ・ジェンキンス、ジェフ・ジョンズ、ウォルター・ハマダ、シャンタル・ノン・ヴォ、ウェスリー・カラー
キャラクター創造:チャールズ・モールトン
原案:パティ・ジェンキンス、ジェフ・ジョンズ
脚本:パティ・ジェンキンス、ジェフ・ジョンズ、デイヴ・キャラハム
撮影:マシュー・ジェンセン
プロダクションデザイン:アリーヌ・ボネット
衣装デザイン:リンディ・ヘミング
編集:リチャード・ピアソン
音楽:ハンス・ジマー
映画「ワンダーウーマン 1984」のキャスト※()内は日本語吹き替え版キャスト
ダイアナ・プリンス/ワンダーウーマン:ガル・ガドット(甲斐田裕子)
スティーブ・トレバー:クリス・パイン(小野大輔)
バーバラ・ミネルバ/チーター:クリステン・ウィグ(落合るみ)
マックス・ロード:ペドロ・パスカル(堀内賢雄)
アンティオペ:ロビン・ライト(深見梨加)
ヒッポリタ:コニー・ニールセン(榊原良子)
ダイアナ・プリンス(少女時代):リリー・アスペル(花澤香菜)
ハンサム男:クリストファー・ポラーハ(藤井啓輔)
首長:アムール・ワケド(広瀬彰勇)
キャロル:ナターシャ・ロスウェル(岡田恵)
ババジーデ:ラヴィ・パテル(駒谷昌男)
サイモン・スタッグ:オリヴァー・コットン(浦山迅)
アリスタ:ルシアン・ペレス(田中誠人)
アステリア:リンダ・カーター(一城みゆ希)
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映画「ワンダーウーマン 1984」の関連作品
DCエクステンデッド・ユニバースのその他の作品
マン・オブ・スティール (2013)
監督:ザック・スナイダー
出演:ヘンリー・カヴィル、エイミー・アダムス、マイケル・シャノン、ケヴィン・コスナー他
バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生 (2016)
監督:ザック・スナイダー
出演:ベン・アフレック、ヘンリー・カヴィル、エイミー・アダムス、ジェシー・アイゼンバーグ
他
スーサイド・スクワッド (2016)
監督:デヴィッド・エアー
出演:ウィル・スミス、ジャレッド・レトー、マーゴット・ロビー他
ワンダーウーマン (2017)
監督:パティ・ジェンキンス
出演:ガル・ガドット、クリス・パイン、ロビン・ライト他
ワンダーウーマン初の単独主演実写映画。
女性しかいないアマゾン族が暮らすセミッシラ島で生まれ育ったアマゾン族の王女・ダイアナ。
ある日、墜落してきた飛行機のパイロットから世界では恐るべき戦いが行われていることを知り…。
ジャスティス・リーグ (2017)
監督:ザック・スナイダー
出演:ベン・アフレック、ヘンリー・カヴィル、エイミー・アダムス、ガル・ガドット他
アクアマン (2018)
監督:ジェームズ・ワン
出演:ジェイソン・モモア、アンバー・ハード、ウィレム・デフォー他
シャザム! (2019)
監督:デヴィッド・F・サンドバーグ
出演:ザカリー・リーヴァイ、アッシャー・エンジェル、ジャック・ディラン・グレイザー他
ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey (2020)
監督:キャシー・ヤン
出演:マーゴット・ロビー、メアリー・エリザベス・ウィンステッド、ジャーニー・スモレット=ベル他
出演:ガル・ガドットのその他の作品
ワイルド・スピード MAX (2009)
監督:ジャスティン・リン
出演:ヴィン・ディーゼル、ポール・ウォーカー、ミシェル・ロドリゲス、ガル・ガドット他
「ワイルド・スピード」シリーズ第4作。
LAに帰還を果たしたドミニクは、今はFBI捜査官であるブライアンと共闘して復讐を行おうとするが…。
出演:クリス・パインのその他の作品
スパイダーマン:スパイダーバース (2018)
監督:ボブ・ペルシケッティ他
声の出演:シャメイク・ムーア、ヘイリー・スタインフェルド、リーヴ・シュレイバー、クリス・パイン他
ピーター・パーカーの後意志を受け継ぎ世界を守るためスパイダーマンとなった少年マイルス・モラレス。
そんな彼の元には、共に戦うため別の世界から様々なスパイダーマンたちがやってきて…。
出演:クリステン・ウィグのその他の作品
ヒックとドラゴン (2010)
監督:クリス・サンダース他
声の出演:ジェイ・バルシェル、ジェラルド・バトラー、アメリカ・フェレーラ、クリステン・ウィグ他
ヒックとドラゴン2 (2014)
監督:ディーン・デュボア
声の出演:ジェイ・バルシェル、ケイト・ブランシェット、ジェラルド・バトラー、クリステン・ウィグ他
オデッセイ (2015)
監督:リドリー・スコット
出演:マット・デイモン、ジェシカ・チャステイン、クリステン・ウィグ他
アンディ・ウィアーの小説『火星の人』を原作とする作品。
たったひとり火星に取り残されてしまった宇宙飛行士の懸命のサバイバルを描く。
ヒックとドラゴン 聖地への冒険 (2019)
監督:ディーン・デュボア
声の出演:ジェイ・バルシェル、アメリカ・フェレーラ、ケイト・ブランシェット、クリステン・ウィグ他
出演:ペドロ・パスカルのその他の作品
キングスマン:ゴールデン・サークル (2017)
監督:マシュー・ヴォーン
出演:コリン・ファース、ジュリアン・ムーア、タロン・エガートン、ペドロ・パスカル他
「キングスマン」シリーズ第2作。
麻薬組織”ゴールデン・サークル”の攻撃によって壊滅したキングスマン。
生き残ったエグジーとマーリンはアメリカに飛び、民間スパイ組織”ステイツマン”の協力を求め…。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
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