「バットマン」のヴィランとして知られるジョーカーを主人公として大ヒットした2019年の映画「ジョーカー」の続編。
アーカム州立病院で拘束され裁判を待つアーサー・フレックは、謎めいた女性・リーとの出会いをきっかけに再び狂気にとらわれることとなる。
前作に引き続いて、トッド・フィリップスが監督を務め、主演のホアキン・フェニックスのほか、レディー・ガガ、ブレンダン・グリーソン、キャサリン・キーナー、ザジー・ビーツなどが出演した映画「ジョーカー：フォリ・ア・ドゥ」
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映画「ジョーカー：フォリ・ア・ドゥ」の作品情報・あらすじ
「ジョーカー：フォリ・ア・ドゥ」は2019年の大ヒット作「ジョーカー」の続編として、2024年10月11日に公開されました。
前作に引き続き、トッド・フィリップスが監督を務め、ホアキン・フェニックスが主人公アーサー・フレック（ジョーカー）を演じています。
新たにレディー・ガガが謎の女性リー（ハーレイ・クイン）役で参加し、作品に彩りを加えています。
本作のタイトルにある「フォリ・ア・ドゥ（Folie à Deux）」は、「二人狂い」という意味のフランス語で、ある人物の妄想が親密な関係にある別の人物に伝播し、共有される現象を指します。
物語では、ジョーカーの狂気がリーへ、そしてゴッサムシティの人々へと広がっていく様子が描かれています。
本作の特徴的な要素として、ミュージカルの要素が挙げられます。
劇中ではホアキン・フェニックスとレディー・ガガが実際に歌唱し、ダンスシーンも披露しています。
本作中で、トム・ジョーンズの「What the World Needs Now Is Love」に合わせてふたりがダンスしますが、このシーンは現実と妄想が交錯する美しくも狂気的な場面として印象的です。
音楽面では、前作でアカデミー作曲賞を受賞したヒルドゥル・グーナドッティルが再び音楽を担当し、作品の雰囲気を一層深めています。
「ジョーカー：フォリ・ア・ドゥ」はジョーカーとハーレイ・クインのつながりや、狂気がどのように伝播していくのかを描いた作品であり、前作とは異なるミュージカル要素を取り入れた新たな試みが見どころとなっています。
前作「ジョーカー」の公開当初、トッド・フィリップス監督は続編の可能性を否定していました。
しかし、撮影中からホアキン・フェニックスと非公式に続編のアイデアを話し合っていたそうです。
特に、パンデミック中のロックダウン期間中、共同脚本家のスコット・シルバーとともに映画全般について議論を重ね、その中で続編の構想が具体化していきました。
本作ではミュージカル要素が取り入れられていますが、これはホアキン・フェニックスにとって新たな挑戦でした。
彼は以前「ウォーク・ザ・ライン 君につづく道」でジョニー・キャッシュを演じ、歌唱経験がありますが、今回はアーサーというキャラクターがどのように歌うのかを模索する必要がありました。
この自由度の高い挑戦が、彼にとって大きなプレッシャーでありながらも創造的な刺激となったようです。
映画「ジョーカー：フォリ・ア・ドゥ」のロケ地
「ジョーカー：フォリ・ア・ドゥ」の主なロケ地は、前作と同様にニューヨークを中心に、ロサンゼルスやニュージャージー州ベルビルなどで撮影が行われました。
特に、前作でアーサーが踊るシーンで有名になったブロンクス地区の大階段は、本作でも重要なシーンの舞台となっています。
レディー・ガガ演じるリーもこの階段で撮影を行い、前作の聖地での撮影秘話を語っています。
また、撮影は2022年12月10日から2023年4月5日まで行われ、全編がIMAX認証デジタルカメラで撮影されました。
映画「ジョーカー：フォリ・ア・ドゥ」の評価
「ジョーカー：フォリ・ア・ドゥ」は、観客や批評家から賛否両論の評価を受けています。
映画.comのレビューでは、746件のレビューが寄せられ、平均評価は3.3となっています。
本作はミュージカル要素を取り入れており、この点が評価の分かれ目となっています。
あるレビュアーは、「ミュージカル映画が好きでなければ、面白いと感じないかもしれない」と述べています。
一方で、別のレビュアーは「俳優の演技、映像美、世界観は前作と変わらないと考えて問題ない」と高く評価しています。
また、熱心なジョーカーファンからは厳しい意見もあり、「熱狂的なジョーカーファンからは低評価となりそう」との声もあります。
さらに、2025年1月には最低映画を選ぶラジー賞で最多7部門にノミネートされるなど、批判的な評価も存在します。
総じて、映画「ジョーカー：フォリ・ア・ドゥ」は前作とは異なるアプローチを試みた作品であり、その独特なスタイルや演出が観客の好みによって評価が大きく分かれる結果となっています。
映画「ジョーカー：フォリ・ア・ドゥ」のあらすじ
アーサー・フレックは2年前に起こした事件の後、アーカム州立病院に拘束されていた。
ある日、アーサーは病院の音楽療法の際に、ハーレイ・“リー”・クインゼルという女性と知り合う。
リーはジョーカーの起こした事件をほめたたえる。
その後、リーは病院内で火事を起こし、その騒ぎに紛れてアーサーを連れて逃げようとするが、失敗してふたりは捕えられる。
アーサーは独房に入れられるが、リーが忍び込んできてふたりは愛し合う。
やがてアーサーの裁判が始まるが、その際にアーサーはリーの語っていた過去は嘘で、アーサーに近づくために自らアーカム州立病院に入院したことを知る。
その後の裁判で、アーサーは自らジョーカーの人格の存在を否定するが、その時、裁判所の外で爆弾が爆発し、裁判所の壁に穴が開く。
アーサーは穴から逃走するが…。
映画「ジョーカー：フォリ・ア・ドゥ」のスタッフ
監督：トッド・フィリップス
製作：トッド・フィリップス、エマ・ティリンジャー・コスコフ、ジョセフ・ガーナー
製作総指揮：マイケル・ウスラン、ジョージア・カカンデス、スコット・シルヴァー、マーク・フリードバーグ、ジェイソン・ラダー
脚本：スコット・シルヴァー、トッド・フィリップス
撮影：ローレンス・シャー
プロダクションデザイン：マーク・フリードバーグ
衣装デザイン：アリアンヌ・フィリップス
編集：ジェフ・グロス
音楽：ヒルドゥル・グーナドッティル
音楽監修：ランドール・ポスター、ジョージ・ドレイコリアス
音楽コンサルタント：レディー・ガガ
映画「ジョーカー：フォリ・ア・ドゥ」のキャスト※（）内は日本語吹き替え版声優
アーサー・フレック／ジョーカー：ホアキン・フェニックス（平田広明）
リー：レディー・ガガ（村中知）
ジャッキー：ブレンダン・グリーソン
メリーアン：キャサリン・キーナー（塩田朋子）
ソフィー・デュモンド：ザジー・ビーツ（種市桃子）
ハービー・デント：ハリー・ローティー（山田裕貴）
ハーマン・ロスワックス：ビル・スミトロヴィッチ（角野卓造）
パディ・マイヤーズ：スティーヴ・クーガン（木下浩之）
リッキー・メリーネ：ジェイコブ・ロフランド（上村祐翔）
ヴィクター・ルー博士：ケン・レオン（前田一世）
デブラ・ケーン：シャロン・ワシントン（伊沢磨紀）
映画「ジョーカー：フォリ・ア・ドゥ」フル動画をDailymotion、YouTubeなどで視聴することはできる？
Dailymotion ×
YouTube ×
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それは、こういった無料動画サイトにアップロードされた動画は画質が悪い、画面サイズが小さい、本編がいくつかに分割されている、中国語字幕が全編に入って見づらいといった状態であることが多いからです。
また、違法ダウンロードサイトなどでダウンロードすると、コンピュータウイルスに感染したりスパイウエアをダウンロードさせられてしまったりします。
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映画「ジョーカー：フォリ・ア・ドゥ」の関連作品
ジョーカー (2019)
監督：トッド・フィリップス
出演：ホアキン・フェニックス、ロバート・デ・ニーロ、ザジー・ビーツ他
第92回アカデミー賞でホアキン・フェニックスが主演男優賞を受賞した作品。
心優しいコメディアンであるアーサー・フレックは、つらい日々の中で怪物”ジョーカー”へと変わっていく。
監督：トッド・フィリップスのその他の作品
ハングオーバー！ 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い (2009)
監督：トッド・フィリップス
出演：ブラッドリー・クーパー、エド・ヘルムズ、ザック・ガリフィナーキス他
結婚式を間近に控えたダグは友人であるフィルとステュ、そして義理の弟となるアランと共に独身最後のハチャメチャなパーティーを開こうとラスベガスにやってくるが…。
出演：ホアキン・フェニックスのその他の作品
グラディエーター (2000)
監督：リドリー・スコット
出演：ラッセル・クロウ、ホアキン・フェニックス、コニー・ニールセン他
ヴィレッジ (2004)
監督：Ｍ・ナイト・シャマラン
出演：ブライス・ダラス・ハワード、ホアキン・フェニックス、エイドリアン・ブロディ他
ペンシルヴェニア州で森に囲まれて外の世界とは切り離された小さな村。
盲目の少女・アイヴィーは、恋人を助けるために村の掟を破って外の世界に出ていこうとするが…。
出演：レディー・ガガのその他の作品
ハウス・オブ・グッチ (2021)
監督：リドリー・スコット
出演：レディー・ガガ、アダム・ドライヴァー、アル・パチーノ他
サラ・ゲイ・フォーデンによるノンフィクションを原作とする作品。
“グッチ”創業者の孫マウリツィオ・グッチとパトリツィア・レッジャーニは愛し合い結婚するが、ふたりの未来には思わぬ悲劇が待ち構えていた…。
出演：ザジー・ビーツのその他の作品
デッドプール２ (2018)
監督：デヴィッド・リーチ
出演：ライアン・レイノルズ、ジョシュ・ブローリン、モリーナ・バッカリン、ルイス・タン、ザジー・ビーツ他
ブレット・トレイン (2022)
監督：デヴィッド・リーチ
出演：ブラッド・ピット、ジョーイ・キング、アーロン・テイラー＝ジョンソン、ブライアン・タイリー・ヘンリー、ザジー・ビーツ他
伊坂幸太郎による小説「マリアビートル」をハリウッドで映画化した作品。
ついてない男・レディバグは、日本の新幹線の中であるものを盗むという仕事を請け負うが…。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
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