映画「Red」島本理生原作フル動画はどこで無料で見れる?感想も?Dailymotion・pandoraで見れる?

映画「Red」島本理生原作フル動画 邦画

島本理生による小説を原作とするラブロマンス作品。
「ビブリア古書堂の事件手帖」の三島有紀子が監督を務め、夏帆、妻夫木聡が主演するほか、柄本佑、間宮祥太朗、片岡礼子、余貴美子などが出演。
子供にも恵まれ高収入の夫と何不自由ない暮らしをしているはずの専業主婦・村主塔子が、偶然、過去に愛した男に出会ったことから平和な日常からはみ出していく姿を描く映画「Red」

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映画「Red」島本理生原作の作品情報・あらすじ・感想

「Red」は2021年に公開された三島有紀子監督、島本理生の官能小説が原作の恋愛映画である。

三島有紀子監督は他に「幼な子われらに生まれ」があり、島本理生は直木賞に輝いた「ファーストラブ」や「ナラタージュ」なども映画化されている。

映画「Red」島本理生原作のあらすじ

塔子(夏帆)は商社に務める夫、真(間宮祥太朗)とかわいい娘にも恵まれ、周りから見たら何も問題もない幸せな日々を送っているようだった。

ただ塔子本人は、自分らしく幸せに生きているかというとそういうわけでもなく、夫との生活については家族として様々な我慢をしていた。

真は塔子の作ったハンバーグをお腹いっぱいだと言って食べなかった直後に、真の母が作った煮付けは食べたり、塔子の復職したい気持ちを真がなかなか汲んでくれなかったり、また姑の存在など、塔子はやり場のない気持ちを募らせていた。

そんな中、真と参加したパーティで塔子は、かつての恋人である鞍田(妻夫木聡)と再会をする。
鞍田への気持ちが蘇った塔子は、この再会で日常の歯車が崩れていく。

仕事を再開した職場が鞍田と同じ会社だったことも、ふたりの距離を縮める要因となる。
鞍田と塔子が愛を深めていく中、鞍田は塔子と会っていなかった4年の間にガンを経験していたということを告げる。

ある日、鞍田が体調不良で仕事を休んだため、鞍田の担当を塔子が引き継ぎ山奥の顧客の元へ行った。
その際に、突然の雪で新幹線が運休となり塔子は帰れなくなる。

そのことを真に電話するとタクシーでも何でもいいから今日中に帰ってきてほしいと言われる。
理不尽な言い分にに困惑しつつも塔子は言われた通り帰ろうと半ば自暴自棄で外へ飛び出す。
そこへまさかの鞍田が現れる。

鞍田と合流したところで、塔子は公衆電話から改めて真に電話をする。
会話の中で塔子が真に「あなたにとって結婚って何?」と尋ねると、真は「一生に一度愛した人と、一緒に暮らすこと」と答えた。

それを聞いた塔子は電話を切り、指輪を電話の上へ置きその場を去った。
塔子は塔子の人生を歩むことを決意する。  

その後、塔子が車を走らせていると、助手席の鞍田は息を引き取ってしまうのだった…。

映画「Red」島本理生原作の感想

幸せな人生とは何か?について考えさせられる作品だった。

普通の結婚、普通の家庭、周りから見たら幸せそうな人生。
それが必ずしも本人の幸せとは限らない。
普通の結婚生活を送って不幸せではないけれど、夫の望む妻、娘の望む母、姑の望む嫁をただただ生きている。

自分の人生がこのまま終わってもいいのだろうか?と考えたことがある人は多いのではないだろうか。自分の人生はこのまま終わるのだろうか、終わっていいのだろうかと思ったことはあるのではないだろうか。

夫の真は本当に塔子のことを愛しているのだろうかと思うシーンが随所にあった。

塔子のハンバーグを食べなかったところ、塔子のパーティーのドレスも塔子の意見もほとんど聞かずに決めたところ、自分の嫌いな食べ物を当たり前のように塔子に食べさせるところ、仕事復帰したい塔子の気持ちをなかなか理解しないところ、雪の中帰れないのに無理にでも帰ってくるように言ったところ、ベットシーンもそうだった。

それに比べて鞍田は塔子に寄り添っていた。
塔子の気持ちを常に考え、常に汲み取り、側にいてほしいときに側にいてくれる。
塔子の話もきちんと聞いてくれる。

鞍田と再会したあとの塔子のほうが明らかに生き生きとしていてこっちが塔子らしい姿だということは良くわかった。

塔子が実の母親から言われた、「結局どれだけ惚れられるかでしょ!」という人生観は塔子も衝撃を受けていたが、観てる私もかなりの衝撃を受けた。

後半の公衆電話に指輪を置いて去ったシーンでは、いろいろな考察があると思うが、私が思ったのはふたつ。

真は日常生活で全くといっていいほども塔子を見ていなかったのに、それで一生に一度愛した人との生活だと思っていた、そこからの愛している人に対しての思いやりがまったくない真への呆れ、がひとつ。

もうひとつは一生に一度愛した人と暮らすことが結婚であるというなら、塔子自身の今の結婚生活はそうではない、違っている、だから終わりにしよう、という気持ち。

いずれにしても今まで我慢し続けてたことに塔子が踏ん切りをつることができた。
観てる側もスッキリとしたシーンではあった。  

自分らしく生きる、愛する人と生きる。
シンプルだが、なかなか行動に移すことは難しい。

自分が我慢すればそれで全体がうまく回るんだと諦めてしまう人も多いと思う。
塔子の前半もそうであった。

だが鞍田との再会をきっかけに、塔子は自分らしい人生、愛する人との人生を本気で求め、行動を起こした。
そんな塔子に私はとても感銘を受けた。

映画「Red」島本理生原作のスタッフ

監督:三島有紀子
製作:新井重人、三宅容介、安部順一、安井邦好、関知良
製作総指揮:佐藤直樹
エグゼクティブプロデューサー:福家康孝
プロデューサー:荒川優美、赤城聡、久保田傑
原作:島本理生『Red』(中公文庫刊)
脚本:池田千尋、三島有紀子
撮影:木村信也
美術:黒瀧きみえ
衣裳:篠塚奈美
編集:加藤ひとみ
音響効果:大塚智子
音楽:田中拓人
照明:尾下栄治
録音:浦田和治
VFX:野間実

映画「Red」島本理生原作のキャスト

村主塔子:夏帆
鞍田秋彦:妻夫木聡
小鷹淳:柄本佑
村主真:間宮祥太朗
ふみよ:片岡礼子
睦夫:酒向芳
村主麻:山本郁子
村主宏:浅野和之
緒方陽子:余貴美子

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映画「Red」島本理生原作の関連作品

監督:三島有紀子のその他の作品

ビブリア古書堂の事件手帖 (2018)
監督:三島有紀子
出演:黒木華、野村周平、成田凌他
三上延のミステリー小説を原作とする作品。
人並外れた本の知識を持つ北鎌倉の古書店の店主・篠川栞子とバイトの五浦大輔が古書にまつわる事件を解決する。

原作:島本理生のその他の作品

ナラタージュ (2017)
監督:行定勲
出演:松本潤、有村架純、坂口健太郎他
島本理生による恋愛小説を原作とする作品。
大学生の工藤泉は、高校時代の部活の顧問教師である葉山から演劇部の公演を手伝ってほしいと頼まれる。
葉山に思いを寄せていた泉は葉山の頼みを聞き入れるが…。

出演:夏帆のその他の作品

22年目の告白-私が殺人犯です- (2017)
監督:入江悠
出演:藤原竜也、伊藤英明、夏帆他
韓国映画「殺人の告白」のリメイク作品。
5人の犠牲者を出した連続殺人事件。
警察の捜査もむなしく事件は時効を迎えるが、その直後、犯人と名乗る男が告白本を出版すると発表し…。

出演:妻夫木聡のその他の作品

どろろ (2007)
監督:塩田明彦
出演:妻夫木聡、柴咲コウ、瑛太、麻生久美子他

感染列島 (2008)
監督:瀬々敬久
出演:妻夫木聡、檀れい、国仲涼子他

清須会議 (2013)
監督:三谷幸喜
出演:役所広司、大泉洋、小日向文世、浅野忠信、妻夫木聡他

ジャッジ! (2013)
監督:永井聡
出演:妻夫木聡、北川景子、リリー・フランキー、豊川悦司他

渇き。 (2014)
監督:中島哲也
出演:役所広司、小松菜奈、妻夫木聡、二階堂ふみ他

ミュージアム (2016)
監督:大友啓史
出演:小栗旬、尾野真千子、野村周平、妻夫木聡他

来る (2018)
監督:中島哲也
出演:岡田准一、黒木華、小松菜奈、妻夫木聡他
澤村伊智によるホラー小説『ぼぎわんが、来る』を原作とする作品。
平凡なサラリーマンである田原秀樹は娘を授かるが、そのことをきっかけとして田原一家の周囲には不気味な出来事が続いて起こるようになり…。

決算!忠臣蔵 (2019)
監督:中村義洋
出演:堤真一、岡村隆史、濱田岳、妻夫木聡他

出演:間宮祥太朗のその他の作品

帝一の國 (2017)
監督:永井聡
出演:菅田将暉、野村周平、竹内涼真、千葉雄大、永野芽郁、間宮祥太朗、吉田鋼太郎他

不能犯 (2017)
監督:白石晃士
出演:松坂桃李、沢尻エリカ、新田真剣佑、間宮祥太朗他

翔んで埼玉 (2018)
監督:武内英樹
出演:二階堂ふみ、GACKT、伊勢谷友介、間宮祥太朗他

殺さない彼と死なない彼女 (2019)
監督:小林啓一
出演:間宮祥太朗、桜井日奈子、恒松祐里他

東京リベンジャーズ (2021)
監督:英勉
出演:北村匠海、山田裕貴、杉野遥亮、間宮祥太朗他
ある日、自分にタイムリープ能力があることに気付いたフリーターの花垣武道。
彼は、反グレ集団・東京卍會によって命を失った高校時代の彼女の命を救うため、過去に戻って東京卍會に近づくのだが…。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
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