「インディ・ジョーンズ」シリーズ第5作となる作品。
考古学者であるインディ・ジョーンズが、アルキメデスが作ったといわれる秘宝”運命のダイヤル”を巡って大冒険を繰り広げる。
「フォードvsフェラーリ」のジェームズ・マンゴールドが監督を務め、主演のハリソン・フォードのほか、マッツ・ミケルセン、フィービー・ウォーラー＝ブリッジ、アントニオ・バンデラス、ジョン・リス＝デイヴィスなどが出演した映画「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」
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映画「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」の作品情報・あらすじ
映画「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」は考古学者で冒険家のインディ・ジョーンズが、人類の歴史を変える力を持つ伝説の秘宝「アンティキティラのダイヤル」を巡って、元ナチスの科学者・フォラーと全世界を駆け巡り争奪戦を展開するアクションアドベンチャー映画です。
ハリソン・フォードが15年ぶりにインディ・ジョーンズに扮し、80歳とは思えないほどの活躍を見せます。
インディの魅力は、タフでユーモラスでロマンチックな一面を持ちながら、決して無敵ではないところにあります。
本作でも絶体絶命のピンチをギリギリでかわしたり、格闘戦ではひどくやられながらも、最後には逆転する姿に痺れます。
インディの相棒として登場するのは、トレジャーハンターのヘレナです。
彼女はインディが名付け親であり、父親とインディには深い関係があるという謎めいた女性です。
演じるのは、ドラマ「Fleabag フリーバッグ」や「キリング・イヴ Killing Eve」のクリエイターとしても知られるフィービー・ウォーラー＝ブリッジです。
彼女のキャラクターはインディの冒険に新たなスパイスを加えます。
インディの宿敵として登場するのは、元ナチスの科学者・フォラーです。
演じるのは、「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」や「アナザーラウンド」など国際的に活躍するデンマークの名優マッツ・ミケルセンです。
彼の演技はインディの冒険に緊迫感と迫力を与えます。
「アンティキティラのダイヤル」はインディの夢をかなえる科学を超越した秘宝であり、過去への干渉を可能とするとされています。
物語は、第二次世界大戦末期から始まり、宇宙開発競争が盛んだった1969年を経由して、最終的には紀元前212年までを舞台とします。
時空を超えた冒険はシリーズ最大級の驚きと感動を呼びます。
シリーズになくてはならないテーマ曲を作り上げた巨匠ジョン・ウィリアムズが引き続き音楽を担当します。
彼の作曲した「レイダース・マーチ」は映画音楽の名曲として知られています。
このテーマ曲が流れると、一瞬でテンションが上がります。
この映画は、当初2019年に公開予定でしたが、新型コロナウイルスの影響などにより延期を繰り返し、最終的にに2023年に公開されました。
本作はシリーズで初めてスティーブン・スピルバーグが監督を務めていません。
彼は製作総指揮に回り、ジェームズ・マンゴールドが監督を担当しました。
本作ではハリソン・フォードが80歳という高齢でインディ・ジョーンズに扮しました。
彼はCGやスタントマンの助けを借りつつ、アクションシーンに挑みました。
本作では若いインディ・ジョーンズが活躍するシーンがありますが、それは現在のハリソン・フォードの演技を基に過去の「インディ・ジョーンズ」作品から作り出された3Dモデルと合成したものです。
監督のジェームズ・マンゴールドは、撮影にCGIの使用を望まず、実際に撮影することを優先したそうです。
彼は「インディ・ジョーンズは、本物の場所で本物の人間が本物のことをする映画だ」と語っています。
この映画の撮影は、主にイタリア、モロッコ、イギリスで行われました。
- イタリアではシチリア島のタオルミーナやカターニアで、紀元前212年のシラキュース包囲戦のシーンが撮影されました。
- モロッコではカサブランカやラバトで、1969年のモロッコのシーンが撮影されました。
- イギリスではグラスゴーで、1969年のニューヨークのシーンが撮影されました。プロダクション・デザイナーのアダム・ストックハウゼンは、「グラスゴーでのロケは大規模なもので、街の大通りを3ヵ月も封鎖することになりプレッシャーを感じた」とコメントしています。
ハリソン・フォード (インディ・ジョーンズ役)：「この映画は、インディ・ジョーンズのキャラクターにとっても、私にとっても、ファンにとっても、特別な意味を持っています。インディ・ジョーンズは、私の人生に大きな影響を与えてくれた役柄であり、彼の冒険を通して、多くのことを学びました。この映画は、インディ・ジョーンズの最後の冒険であり、私が演じる最後の作品でもあります。それだけに、全力を尽くして、最高の作品にしたいと思っています。ジェームズ・マンゴールド監督は、素晴らしいビジョンと才能を持っており、彼と一緒に仕事ができて、とても光栄です。この映画は、インディ・ジョーンズの伝説にふさわしい、感動的で壮大な作品になっています。」
フィービー・ウォーラー＝ブリッジ (ヘレナ・ショー役)：「私は、インディ・ジョーンズの大ファンであり、子供の頃からこのシリーズを見て育ちました。インディ・ジョーンズは、私にとって、冒険とロマンスの象徴であり、彼のパートナーになれるなんて、夢のようです。ヘレナ・ショーは、インディ・ジョーンズの冒険に新たなスパイスを加えるキャラクターであり、彼女は金に執着しており、インディを騙してお宝を狙おうとします。しかし、彼女にも秘密があり、彼女とインディの関係は、予想外の展開を見せます。ハリソン・フォードと共演できて、とても幸せです。彼は、私の憧れの俳優であり、彼の演技は、私にとって、学ぶべきことがたくさんあります。」
マッツ・ミケルセン (ユルゲン・フォラー役)：「私は、インディ・ジョーンズの宿敵として登場する、元ナチスの科学者フォラーを演じました。フォラーは、インディが持つ運命のダイヤルを奪おうとする悪役ですが、彼は単なる悪党ではありません。彼は、科学に傾倒しており、神秘的な力には懐疑的です。彼は、インディ・ジョーンズの最大の敵であり、彼との対決は、この映画の見どころのひとつです。インディ・ジョーンズは、私が大好きな映画シリーズであり、この作品に参加できて、とても嬉しいです。ハリソン・フォードは、私の尊敬する俳優であり、彼との共演は、私にとって、忘れられない経験になりました。」
映画「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」のあらすじ
第二次世界大戦末期の1944年。
考古学者のインディ・ジョーンズは、同じく考古学者のバジル・ショーと共にナチス・ドイツが奪った秘宝”ロンギヌスの槍”を奪還しようとしていた。
“ロンギヌスの槍”を移送する列車に同乗していたドイツの科学者であるユルゲン・フォラーはドイツ軍指揮官から槍を見せられ、偽物であることを見抜く。
フォラーはドイツ軍が運ぶ秘宝の中に”アンティキティラのダイヤル”の片割れがあるのを目にし、指揮官に自分にもらえるよう頼もうとする。
その時、客車内にインディが侵入し、ロンギヌスの槍とアンティキティラのダイヤルを持って逃走する。
インディは逃げる途中、ロンギヌスの槍を失うが、アンティキティラのダイヤルを持ったままドイツ兵の攻撃から逃れ、列車からの脱出に成功するのだった。
1969年。
アメリカ中がアポロ11号の月からの帰還に沸く中、インディはニューヨークで勤め先の大学の定年退職の日を迎えようとしていた。
インディの前に今は亡きバジルの娘・ヘレナが現れ、アンティキティラのダイヤルの行方を尋ねる。
ドイツでの争奪戦以降、バジルはダイヤルの研究にのめり込んで精神に不調をきたし、身を案じたインディがダイヤルを預かっていたのだった。
インディはヘレナを連れて大学の収蔵庫に向かい、保管されていたダイヤルを取り出す。
その時、怪しい男たちが収蔵庫に押し入り、ダイヤルを奪おうとする。
逃げるインディとヘレナを追う男たちは、大学の職員たちの命を次々と奪う。
そして、逃走の途中、ヘレナはダイヤルを持ったまま姿を消す。
インディはアポロ11号の宇宙飛行士の帰還パレードにまぎれて必死に逃げ続け、ようやく男たちを振り切ることに成功する。
だが、大学職員の命を奪った犯人はインディということにされてしまい、インディは指名手配犯となってしまう…。
映画「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」のスタッフ
監督：ジェームズ・マンゴールド
製作：キャスリーン・ケネディ、フランク・マーシャル、サイモン・エマニュエル
製作総指揮：スティーヴン・スピルバーグ、ジョージ・ルーカス
脚本：ジェズ・バターワース、ジョン＝ヘンリー・バターワース、デヴィッド・コープ、ジェームズ・マンゴールド
撮影：フェドン・パパマイケル
プロダクションデザイン：アダム・ストックハウゼン
衣装デザイン：ジョアンナ・ジョンストン
編集：マイケル・マカスカー、アンドリュー・バックランド、ダーク・ウェスターヴェルト
音楽：ジョン・ウィリアムズ
映画「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」のキャスト※（）内は日本語吹き替え版声優
インディ・ジョーンズ：ハリソン・フォード（村井國夫）
ヘレナ・ショー：フィービー・ウォーラー＝ブリッジ（坂本真綾）
レナルド：アントニオ・バンデラス（大塚明夫）
サラー：ジョン・リス＝デイヴィス（宝亀克寿）
バジル・ショー：トビー・ジョーンズ（佐々木睦）
クレーバー：ボイド・ホルブルック（中村悠一）
テディ：イーサン・イシドール（木村皐誠）
メイソン：ショーネット・レネー・ウィルソン（藤田奈央）
ユルゲン・フォラー：マッツ・ミケルセン（井上和彦）
ウェーバー大佐：トーマス・クレッチマン（根本泰彦）
ハウケ：オリヴィエ・リヒタース（安元洋貴）
アルキメデス：ナセル・メマルジア
マリオン：カレン・アレン（戸田恵子）
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映画「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」の関連作品
レイダース/失われたアーク《聖櫃》（1981）
監督：スティーヴン・スピルバーグ
出演：ハリソン・フォード、カレン・アレン他
インディ・ジョーンズ／魔宮の伝説 (1984)
監督：スティーヴン・スピルバーグ
出演：ハリソン・フォード、ケイト・キャプショー、キー・ホイ・クァン他
インディ・ジョーンズ／最後の聖戦 (1989)
監督：スティーヴン・スピルバーグ
出演：ハリソン・フォード、ショーン・コネリー、デンホルム・エリオット他
インディ・ジョーンズ／クリスタル・スカルの王国 (2008)
監督：スティーヴン・スピルバーグ
出演：ハリソン・フォード、シャイア・ラブーフ、レイ・ウィンストン他
「インディ・ジョーンズ」シリーズ第4作となる作品。
1957年を舞台に、スパルコ率いるソ連軍の特務部隊とインディとの古代の秘宝”クリスタル・スカル”の争奪戦を描く。
監督：ジェームズ・マンゴールドのその他の作品
ナイト＆デイ (2010)
監督：ジェームズ・マンゴールド
出演：トム・クルーズ、キャメロン・ディアス、ピーター・サースガード他
フォードvsフェラーリ (2019)
監督：ジェームズ・マンゴールド
出演：マット・デイモン、クリスチャン・ベイル、ジョン・バーンサル他
実話を基にした作品。
ル・マン24時間レースでフェラーリチームに勝つことをフォードから依頼されたキャロル・シェルビーと彼と共にレースカー・フォードGT40を造り上げたテストドライバーであるケン・マイルズの姿を描く。
出演：ハリソン・フォードのその他の作品
パトリオット・ゲーム (1992)
監督：フィリップ・ノイス
出演：ハリソン・フォード、アン・アーチャー、パトリック・バーギン他
エクスペンダブルズ３ ワールドミッション (2014)
監督：パトリック・ヒューズ
出演：シルヴェスター・スタローン、ジェイソン・ステイサム、アントニオ・バンデラス、ハリソン・フォード他
「エクスペンダブルズ」シリーズ第3作となる作品。
バーニー・ロス率いる傭兵チーム・エクスペンダブルズは武器商人の確保というミッションを請け負うが、実は武器商人はエクスペンダブルズの創設メンバー・ストーンバンクスだった…。
出演：アントニオ・バンデラスのその他の作品
シュレック２ (2004)
監督：アンドリュー・アダムソン他
声の出演：マイク・マイヤーズ、エディ・マーフィ、キャメロン・ディアス、アントニオ・バンデラス他
ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード (2020)
監督：パトリック・ヒューズ
出演：ライアン・レイノルズ、サミュエル・Ｌ・ジャクソン、サルマ・ハエック、アントニオ・バンデラス他
アンチャーテッド (2022)
監督：ルーベン・フライシャー
出演：トム・ホランド、マーク・ウォールバーグ、ソフィア・アリ、アントニオ・バンデラス他
人気ゲームを基にした作品。
トレジャーハンターに憧れていた青年・ネイトは、トレジャーハンターのサリーと共に50億ドルの財宝探しに乗り出すが…。
出演：マッツ・ミケルセンのその他の作品
タイタンの戦い (2010)
監督：ルイ・ルテリエ
出演：サム・ワーシントン、ジェマ・アータートン、マッツ・ミケルセン他
ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密 (2022)
監督：デヴィッド・イェーツ
出演：エディ・レッドメイン、ジュード・ロウ、エズラ・ミラー、マッツ・ミケルセン他
「ファンタスティック・ビースト」シリーズ第3作となる作品。
悪の魔法使い・グリンデルバルドの野望を阻止しようとする魔法動物学者のニュート・スキャマンダー率いるチームの奮闘を描く。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
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